うどん1杯、約200円。5軒まわっても約1,000円。
そんな讃岐うどんを求めて、大勢の方が飛行機に乗って香川を訪れます。
おいしいだけじゃない。安いだけでもない。いったい何が魅力なのでしょう!?
今回はその秘密に迫るべく、一度は訪れたい名店・珍店をご紹介いたします。
麺が売り切れると午前中でも営業終了してしまいます。さあ、早起きして、うどん店へ!
王道コース
名実ともに讃岐うどんを代表する、超有名店を巡るコースです。
・店舗滞在時間、および移動時間は混んでいない日の目安です(土日祝日、夏休み期間など混雑する日は大きく変わります)
・うどんの価格はいずれも小サイズ。価格は2014年7月時点です
山越うどん
(やまごえ)
釡玉うどんの元祖として知られる、超有名店です。
おすすめはもちろん、釡玉うどん(小 250円)。もっちりしたアツアツの麺に生卵、専用ダシをからめた珠玉の一杯。さすが釜玉の名を全国に広めた王者ならではの別格の味わいが楽しめます。
いつも多くのお客さんで賑わい、かつてゴールデンウィークには車列2km・3時間待ちを記録したと言われています。現在は駐車場も広くなり、そこまでは混まないと思いますが、ある程度の行列は覚悟してなるべく早い時間に訪れましょう。
- 営業時間
- 9:00~13:30
- 定休日
- 日曜
- 住所
- 香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
- 電話
- 087-878-0420
- 駐車場/席数
- 約200台/約90席
- Web
- http://www.yamagoeudon.com/
がもう
田園風景の中に突如あらわれる、超人気店です。
製麺所がついでにうどんも食べさせてくれる「製麺所系うどん店」で、店内の座席はごくわずか。うどんを受け取ったら、好みの具をのせてダシををかけ、外に出て青空のもと食べるのががもう流です。
おすすめは「かけ」(小 150円)。田舎うどんの良さを感じる、もっちりした麺とバランスのよいダシ。讃岐うどんの各種ランキングで、常に上位に位置づけられるのも納得できます。細い道を進み、本当にこんな所にうどん店があるのかと心配になるロケーションですので、カーナビが必需品です。
- 営業時間
- 8:30~13:30頃(土曜・祝日は13:00頃まで)※麺売り切れ次第終了
- 定休日
- 日曜・第3月曜・第4月曜・体育の日。GW・お盆・年末年始ほか臨時休業はWebで確認
- 住所
- 香川県坂出市加茂町420-3
- 電話
- 0877-48-0409
- 駐車場/席数
- 約50台/約8席
- Web
- http://http://www.kbn.ne.jp/home/udong/
なかむら
一世を風靡した「恐るべきさぬきうどん」の代表格ともいえるお店です。
店に入る道がよくわからず、店先の庭に入っても看板がなく、お店というより「小屋」という感じの建物でした。客が裏の畑から自分でネギを採ってきて刻むことで一躍有名になった伝説のセルフ店です。
今は土器川沿いに道ができ、お店に入りやすくなりました。店の前には名前入りの暖簾がかかっています。
麺は柔らかめで、口の中で溶けて胃に入るイメージです。「なかむら系」と呼ばれる、優しい柔らか系の麺はこの店が源流です。
- 営業時間
- 9:00~14:00(日曜は8:30から)※麺売り切れ次第終了
- 定休日
- 火曜
- 住所
- 香川県丸亀市飯山町西坂元1373-3
- 電話
- 0877-98-4818
- 駐車場/席数
- 約40台/約40席
- Web
- https://www.nakamura-udon.com/
谷川米穀店
(たにがわべいこくてん)谷川の名の通り、四国山脈の麓の谷間にお店があります。そして本業は本当に米穀店のようです。このお店のロケーションは、讃岐うどん巡りをしていて一番美しい場所ではないかと思います。
メニューはシンプルで、「ぬくい」「冷たい」の2種類。小と大があるので「ぬくい小」という感じで注文します。ダシ汁はなく、自家製の青唐辛子・醤油・酢・ネギなどを好みでかけていただきます。シコシコの麺にからめる薬味のバランスで、変化する味わいが楽しめます。同店一番のスパイスである青唐辛子、これは本当に辛くて、入れすぎるとうどんがいただけなくなるほどですので、控えめに入れるのがおすすめです。
うどん(小 150円/大 300円)
- 営業時間
- 11:00~13:00 ※麺売り切れ次第終了
- 定休日
- 日曜(臨時休業は電話で確認)
- 住所
- 香川県仲多度郡まんのう町川東1490
- 電話
- 0877-84-2409
- 駐車場/席数
- 約10台(酒屋さんの道の向かい)/約12席
- Web
- http://www.tanikawa-udon.jp/